回転効率は、ボールに与えられた総回転数のうちどれだけ回転がボールの動きに寄与しているかを示した指標です。
ボールの総回転のうちボールの動きに寄与した回転をトゥルースピンと呼び、ラプソードピッチング2.0で表される回転効率は下記の式で算出されます。
回転効率=トゥルースピン÷総回転数
基本的に回転効率は、バックスピン、トップスピン、サイドスピンの量を表します。
反対にジャイロ 回転と呼ばているフットボールのようにらせん状に回転するスピンのみを含むボールは、ボールの変化に寄与しないため、回転効率は 0% になります。
ジャイロ回転はボールの動きに寄与しないので。 トゥルースピンと総回転数の比率に応じて、ほとんどのボールはこれら 2 つの極値の間のどこかに収まります。
回転方向 01:30
回転効率 100%
トゥルースピン
回転効率 0%
ジャイロ回転
回転効率 75%
回転効率 50%
回転効率 25%
実際の回転効率を理解するために、3Dとグラフで回転効率を表しました。
さまざまな値のスピン効率がどのように見えるかを幅広い値からマッピングできます。回転方向は典型的な右投手のスリークォーターによくある1時30分を例に上げます。
3Dボールの図を見て頂くと分かる通り、回転効率が低下するにつれて、各球の回転軸(青棒)は徐々にホーム プレートの方を向くように向きを変え、最終的には0%のスピン効率で直接ホーム プレートを指すようになります。
回転効率の変化をピッチの動きの変化に結び付けるには、グラフを参照してください。
グラフでは回転方向や回転量そのものを変えずに、右利き投手の強打速球から回転効率が変化するとどうなるかを示します。 ご覧のとおり、回転効率が低下すると、動きに寄与できるスピンも低下します。 したがって、回転効率の変化に対して、垂直方向と水平方向の両方で比例して動きが減少することがわかります。
最終的に、スピン効率が 0% に達すると、X 軸と Y 軸が交わる点に到達し、純粋なジャイロ ボールの動きのプロファイルを示します。 ここでの最大のポイントは、総回転量をコントロールできない場合、回転効率を巧みに操ることは目標のボールを投げる最も簡単な方法ということです。